アクセス数分析施策転換率

今後のEC店舗の勝ち組?負け組?

楽天の18年度第1四半期決算の発表がありましたね。
国内ECは前年同期比+11.4%。

ただしこれは楽天市場だけの数字だけでは
ないので一言で伸びていると言うのは
難しいと思います。

楽天自体もSPU(スーパーポイントアッププログラム)
に力を入れたりいろいろな施策を行っていますし現状は
過去のような勢いが感じられないという話を
よく店舗様から聞いたりもします。

その中でもやはり伸びているお店もあるわけですので
店舗運営や施策を考えに考え抜いて実行していけるお店が
淘汰されずにこれから勝っていくんだと思います。

今日は今後のEC店舗の勝ち組負け組は
こういうところをどれだけ考え実践することで
決まるんじゃないかなという話です。

アクセスに関して見てみると昔は
広告と検索とメルマガこの3つの入り口を抑えていれば
ある程度の対策ができていたのが今はもうそれだけでは
もちろん駄目で細分化されています。

今はいろんな入口が存在します。
流入の半分以上が楽天市場内ではなく
外部リンクからという店舗様もいたりします。

細分化されているということはそれだけ対策する労力
もかかるというマイナスの部分もありますが
プラスに捉えると選択肢も増えるということだと思います。

自分達の商品がどんな人達にいつ見てもらえれば転換に
つながりやすいのか?
(性別、ターゲット、年代、時期、時間)

その人達がいる場所は?
(楽天市場内? ブログ? アプリ? facebook? instagram? line?)

その人達に見てもらう方法はどれくらいあるのか?

もしもその方法が沢山あればあるほどどれを選ぶのか
という順位をつけないといけないですがそれだけ可能性
が生まれます。

今後のEC店舗の優劣はもっと顕著になっていくと思います。
現状の運営だけではなく時代の流れに合った販促方法や施策を
取りいれて、かつそこから改善を繰り返して伸びていきましょう。

最後に、最近聞いた事例です。

facebookの広告配信でどの世代に効くかわからないので
配信を25歳~65歳の広いセグメントで行ったと。
その広告から得られたコンバージョンを確認したら
40歳~59歳までの転換がほとんどだった。

そこからセグメントを40歳から59歳までに設定して
かつ原稿にも40代、50代という文字記載を行い
その年齢層の人が見てますよと思って貰える様に
変更をしました。

すると結果クリック率も上がってcpcも下がり
1コンバージョン獲得単価が最初に行っていた
キャンペーンの半分以下まで下がった。

これは上手くいった事例ですが
販促や施策は最初から上手くいかない事の方が多いです。
しかしそこからの気づきで改善や対策をどれだけ行えるかで
成果は変わってきます。

もちろんいきなり費用が莫大に発生するような話は別ですが
小さい金額から開始出来るのであればすぐにやるべきです。
そこから改善する。

現状維持であまり新しいことできてないなという店舗様
是非考えましょう。そしてやりましょう。

「本物」のECコンサルタント
(株)大岡健
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